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はくばく文化ホール(富士川町ますほ文化ホール)に寄せて

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はくばく文化ホール讃

音楽は、時間と空間を支配する不思議な芸術です。声や楽器の振動数が複雑無限に組み合わさり、それによって人々は歓喜し、酔いしれ、また時には落涙することもあります。

舞台上から発せられた振動は、空気中を経て人の鼓膜を震わすと同時に、ホールの反響板や舞台の床、客席の壁や天井なども共震させます。良い楽器がそうであるように、すぐれた演奏による振動の波形が美しければ美しいほど、ホールもまた好ましい共鳴を繰り返します。音楽の楽しさや悲しさを織り込み、長い年月を経て、ホールの響きは醸造されていきます。ひょっとすると、聴いている人々の感動のため息すら振動となってホールの壁に記憶されているかもしれません。1992年に開館したはくばく文化ホールは、当初から均整さを備えたすばらしい音響であったばかりでなく、あまたの名演奏と聴衆によってさらに熟成を重ね、ひとつの生命体であるかのように呼吸を続けています。

私たち「古典四重奏団」という弦楽四重奏団は、30年間ほど、関東近郊の複数のホールで録音を続けてまいりました。2023年からは、縁あって、はくばく文化ホールで定期的に録音を重ねています。

残念ながら、私はホールの歴史にほとんど立ち会えておりませんし、音響学の専門家というわけでもありません。それでも、はくばく文化ホールの舞台上で実際に演奏をしてみると、本当にホール全体が生き、息吹いていることがわかります。音楽の感動体験を積み重ねてきた空間であることをはっきりと体感することができるのです。

このホールでの演奏は最高の愉しみです。響きを極めたこのホールは、音楽のすみずみまでも温かく迎え入れてくれる、演奏家にとってこの上ないパートナーだからです。

「古典四重奏団」チェロ奏者 田 崎 瑞 博

はくばく文化ホール4台のピアノに寄せて

はくばく文化ホール開館以来ピアノの維持管理をしてきた調律師の目線でこのホールのご紹介をしたいと思います。

街の喧騒から離れ、豊かな緑に囲まれた開放的な立地のはくばく文化ホール。

このホールステージに立って最初に感じるのは、お客様との程よい距離と大きさと、なんといっても癖のない響きと残響の良さでしょう。

多くのアーティストから演奏しやすいと定評があります。

30年以上の歴史の過去の数多の著名アーティストの公演成功がこのホールの素晴らしさを証明しています。

またステージのピアノは、世界のトップアーティストから絶大な信頼と評価を得ている名器、スタインウェイ社のコンサートグランドピアノ D 型と、それとは別にやはり定評のあるヤマハのフルコンサートグランドピアノCFIIIS。どちらのピアノもいつでも一流演奏家の要望に答えられるような状態を保つため、点検調整をしておりますのでポップスからクラシック、ジャンルを問わず幅広くご利用いただけます。

リハーサル室にはカワイの小型グランドピアノ RX-A が設置、遮音、吸音に配慮された環境で 質の高い練習ができます。そしてはくばく文化ホールのボーナス的特徴の一つに、ヤマハグランドピアノ G3A を常設するロビーがあります。教会風のデザインのオープンスペースで響きが印象的な空間です。屋外の綺麗な景色をバックにミニコンサート等に活用できます。

どのピアノも百戦錬磨の我々コンサート調律師が渾身のメンテナンスでサポートしておりますので、色々な目的に合わせ、はくばく文化ホールの優位性をぜひ体験してほしいです。

山梨コンサートチューニング合同会社 調律技術者一同

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